10月13日(土)、平成30年度、第6回銭函リハビリテーション学校を開催しました。
だんだん寒くなってきましたが、受付では「頑張って歩いてきたよー」と活気ある声が聞かれ、こちらもまた元気をもらいました。
今回のテーマは【栄養】で、当院管理栄養士から、バランスの良い献立のお話や、自分に必要な栄養量はどのくらいかなど、簡単にお話しさせて頂きました。後半は、その栄養を摂取するために必要不可欠となる【嚥下(えんげ)】に関し、当院言語聴覚士より、食べることに関するお話をさせて頂き、簡単な飲み込みテスト体操を実施しました。また、トロミの付いたお茶の試飲や、栄養価の高いゼリーを試食していただき、「意外とおいしいねー」と評判もまずまずでした。
次回は当院神経内科医の安藤医師が、「自動車運転」について、認知症のお話を含めて講義する予定です。ご自身では運転する機会がない方も、ご家族のために、もしくは歩行者の視点で聞いて頂けると良いと思います。たくさんのご参加をお待ちしています。
※HPリニューアルにつき、過去に投稿した記事を再投稿しております。
「神経」は大きく、「中枢神経」と「末梢神経」に分かれます。
神経組織は私たちの体、精神をコントロールしますのでコンピューターに例えられますが、「中枢神経」はコンピューター本体、「末梢神経」は情報を伝えるケーブル(コード)に相当します。
「中枢神経」は大脳、小脳、脳幹(中脳・橋・延髄)から成り、「末梢神経」は、中枢神経からの情報を末梢に伝える「運動神経」などの遠心性線維と、末梢の情報を中枢に伝える「感覚神経」などの求心性線維に分かれます。
見た目では、中枢神経は硬い絹ごし豆腐のような硬さで脳脊髄液という液体の中に浮いています。
末梢神経は情報を伝えるコードのようなものですのでいろいろな太さの糸のような触感です。
生命維持のために冶重要な自律神経も中枢神経、末梢神経から成りますが、この末梢神経も運動、感覚の末梢神経と同じく遠心性線維と求心性線維の両方から成ります。
次回、第6回は「脳脊髄液」です。