総務課の若山です。人事を担当しています。
当たり前のことですが、病院は医者や看護師がいなければ成り立ちません。一方総務課は、一般企業にもある部署、病院の総務は”日陰の存在?雑用係?”と、ちょっとひねくれかけて(?)いるところです(笑)実は総務課は、病院全体がスムーズに動き、職員が安心して働けるように、必要な手続きを担う重要な部署なのです!勤怠管理、社会保険の手続き、給与計算などを、ミスなく、速やかに、個人情報を決して漏らすことなく進めます。そして人材採用・・・札樽病院にはパート含め350名余職員がおり、入れ替わりもあります。病院にとってどんな職員が必要なのか、望むような人が応募してくれるのか、いつもドキドキです。
人材派遣会社やハローワークを通して採用面接に至ることが多く、履歴書と面接で”人を判断する難しさ”を実感しています。「自分は人事に向いていないのでは?以前のように”会計担当”でお金と数字を見ていたいな~」(総務課にはローテーションがあります)と思いつつ、人事担当者に向いている人、なる記事を読んでみました。その中に、”人に関心がある、人間観察力がある””秘密を守ることができる”とありました。「う~ん、私、この2点だけは当てはまる」とちょっと安心しました。仕事柄、業者や役所の方、患者さんのご家族、職員と多くのやり取りをするので、お相手の言動から心情や性格等を想い図ることを自然にやっていると気づきました。また、採用した人が職場に慣れて頑張っている姿を見るとホッとして嬉しい気持ちになるのです。もちろん守秘義務、口は固いです!一人ひとりの仕事ぶりや言動が病院の印象に直結しますから、自分自身を磨きつつ、人材を見る目も曇らないようにしたいと思います。 総務部課長 若山真実
こんにちは。理学療法士の萱原康人です。
小児発達外来の理学療法部門は、開設して今年で9年が経ちますが、最近、特に子どもたちの体力が低下していると感じることが多くあります。実際にスポーツ庁の全国体力・運動能力・運動習慣等の調査によると、年々、子供の体力が低下していると指摘してされています。要因としてスクリーンタイム(1日当たりのテレビ、スマホ、ゲーム機等の視聴時間)、肥満率、朝食欠食率の増加などを挙げています。一昨年からコロナ禍による自粛生活もその要因に拍車をかけていると考えられ、社会現象として目を背けることが出来ません。
このような事実をもとに、私たちは、理学療法の視点で“お家遊び”と題して、YouTube動画をアップし、問題解決に寄与できるよう取り組んでいます。YouTubeで「札樽病院 お家遊び」で是非検索してみてください。今後も更新する予定です。
札樽病院公式YouTubeはこちら
“遊ぶ”場所は、お家だけでなく、お外もありますよね。今、北海道は厳しい冬のため、中々お外で遊べないことも多いですが、お外で遊ぶことは様々な利点があります。太陽光へあたることによる効果はよく知られていますが、夏場に比べ、雪上は歩くだけでも足腰に力が必要なため、短時間でも適度な運動になります。
夏場は公園で遊具を使用し、のびのび遊べます。公園にある遊具は理学療法の視点でも、理にかなったものがたくさんあります。運動が苦手な親御さんも遊具に力を借りて、子供の体力向上を促すことができます。例えば、ブランコはバランス感覚や様々な動作の調整力を鍛えることができ、滑り台は平衡感覚や外からの力に対応する能力が強化され、ジャングルジムは全身運動として踏ん張る力や考える力が養われます。
このような視点で遊具を捉えると、子供にとっての公園の重要性が実感できるのではないでしょうか。そんな視点で遊ぶのも面白いかもしれません。ぜひ、参考にしてみてください!
病院で新年を迎える入院患者さんを食事で応援する・・・栄養士&調理員の重要な任務です。大晦日と三が日、特別感が味わえるようなメニューを考えました。お赤飯、おせち盛り合わせ、お雑煮風すまし汁、ステーキ、天ぷら、ブラックカレー、鴨肉のクロワッサンサンド・・・特に好評だったのはダントツでカニ飯です!昨年も人気でした。わっぱ風の器に大きなカニと錦糸卵、彩り鮮やかに仕上げることができました。鮭とイクラの親子ちらしも喜んでいただきました。「イクラが豪勢だね」と。どのメニューもできるだけ見た目を変えずに、カロリー制限や軟らかい食事の方用に工夫しています。お餅は実はお餅風、ノドに張り付かない特殊な素材、かまぼこは咀嚼しやすくばらつかない素材、ご飯は雑炊風に。リハビリ病棟は年末年始もリハビリはいつも通り。しっかり食べて、しっかり動けていたと思います。 管理栄養士 今井真紗美
こんにちは。作業療法士の荒井英俊です。札樽病院の作業療法課は、43名の作業療法士が在籍し、入職1年目から25年目までと幅広い経験年数のスタッフで構成されています。作業療法課では「人は生活行為をすることで健康になる」との信念のもと、どんな人生を歩み、何を大切にし、どんな生活を送りたいのかという「あなたらしさを尊重すること」をモットーに取り組んでいます。病気でやりにくくなった身の回りのこと(トイレや着替えなど)・家事・学習・仕事・趣味・地域活動などの生活行為を再び実現できるよう最善を尽くします。
詳しくは「リハビリテーション部」をご覧ください。
作業療法課では生活行為のしにくさを解決するために3つの視点を取り入れています。さてここで、皆さんは「ペットボトルのお茶が飲みにくい」という不便さがあった時にどのように解決しますか?手指の力を鍛えるといった「あなた自身」を変える視点もあるでしょう。他にも、100均などで販売されているキャップオープナーを使う、家族に頼むといった「環境」を変える視点や、お茶を飲む目的を満たすために急須で入れる、缶のお茶にするといった「方法」を変える視点もあります。
皆さんにも生活のしにくさは大小あるでしょう。そんな時には「あなた自身」「環境」「方法」を変える視点で工夫してみて下さい。生活がしやすくなりますよ。