2022.09.14 UP
心の専門家~臨床心理士のお仕事
こんにちは。臨床心理士(公認心理士)の井村です。札樽病院で臨床心理室は2020年1月に新設されました。今回は臨床心理室の仕事内容についてご紹介いたします!
臨床心理士は、病院や学校など様々な分野で活動する職業です。大きくは、①面接(カウンセリング)、②査定(アセスメント)、③地域援助、④研究の4つを主軸としています。簡単に言うと、心の問題に取り組む専門家です。札樽病院の臨床心理室では主に小児発達外来の患者さんに関わっています。
具体的には、知能検査、発達検査、認知機能検査など各種心理検査を実施します。結果は医師、リハビリ職員、患者様ご本人やご家族などと共有し、治療方針や療育方針を立てる際に活用します。また、必要に応じ、患者さんの通われている園や学校を訪問し、実際場面での様子から心理的観点で行動を評価し、関わり方の提案等を行います。
詳しくは臨床心理室のページをご覧ください。
一人部署ですが常に他部署のスタッフからたくさんのことを学んでいます。また、札幌市や小樽市の臨床心理士の仲間との勉強会や、全国の研修会に定期的に参加し、得られた知見を患者さんや他部署へ還元できるように努めています。忙しい時には分身の術を使いたくなりますが、とてもやりがいのある仕事です。