お知らせ2024年6月

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2024.06.18 UP
介護士も悩む頻尿のお話~我慢せず適切な対処をしましょう

こんにちは!一般病棟の介護士リーダーの古賀です。

介護士は入院患者様の身の回りの活動をサポートしていますが、中でも一番多くかかわるのが「排泄」です。さっきトイレにいったばかりなのに、また行きたいという声が多く、頻尿に悩んでいる方が多くいらっしゃることを実感します。
 一般的に排尿の回数が8回以上になると「頻尿」、60歳以上で夜間に1回以上尿意で起きる場合は「夜間頻尿」と言われています。夜間頻尿で悩む方は60代以上で7~8割になるようです。みなさんはいかがですか?
 夜間頻尿の原因は、加齢、泌尿器やその他の病気、生活習慣など様々です。夜間頻尿は加齢により悪化していきますので、専門科で適切な診断と治療を受けることをぜひお勧めします。

生活習慣や運動を見直すことで頻尿が改善することもありますので、一部ご紹介いたします。※医師の指示に従ってください。

1日の水分摂取量と尿量のバランスが大切

 当院でも、尿量と水分摂取量を測るために排尿記録をとる場合があります。暑い日や運動して発汗がある時はその分の水分補給が必要ですが、身体が必要とする以上に水分を摂ると尿となって排出されます。また、夕方以降にアルコールやコーヒー・緑茶などのカフェイン、炭酸を多く含む飲み物を多く飲むと、尿量が増えてトイレに行きたくなりやすいので、何をどれくらい飲んでいるか確認し、調整してみるようお勧めします。

適度な運動
  • 脚のむくみ解消・・・夕方以降にスクワットや散歩などを適度に行いましょう。下半身に水分がたまったままにしておくと、夜、横になって寝ているときに尿が作られて、トイレに行きたくなります。脚のむくみを解消させるなら、夜間の頻尿軽減につながります。
  • 膀胱運動・・・過活動膀胱による頻尿の場合に有効な訓練です。トイレに行くのを我慢する練習です。まずは1回だけ、5分くらい我慢し1週間ほど続けます。10分、15分と我慢する時間を少しずつ伸ばします。最終的に2~3時間我慢できればOKです。
  • 骨盤底筋体操・・・年齢とともに衰える骨盤底筋を鍛える運動です。椅子に座りながらでもできるので是非お試しください。