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2021.11.19 UP
秋のランチメニュー

管理栄養士の今井です。入院患者さんにとって食事は治療の一環です。残すことなく食べていただくには味はもちろんのこと、「おっ!」と気持ちが動く特別感も必要では、と栄養士&調理員で案を出し合っています。最近のランチメニューとエピソードをご紹介します。

・月見バーガー

10月18日は十三夜でした。きれいな月にちなんで、目玉焼きをはさんだ月見バーガーを召し上がっていただきました。ボリュームのある仕上がりでしたが、バンズから具材を抜き取り、お好みに仕上げるなど、皆さん工夫して楽しそうでした。ハンバーガーはお若い方に好まれるもの、と先入観がありましたが、年齢に関わらず「病院で食べられると思わなかった」との声が聞かれました。「ベーコン入りがいいな」「野菜がたくさん入っていてよかった」とのご意見もいただきましたので、また機会を作りますね。

・オムライス

今回はデミグラスソースをかけて仕上げました。いつものケチャップよりも少し豪華気分で食べていただけたのではないでしょうか?できるだけきれいなオムライスの形でお出ししたくて、飲み込み等の問題で通常であれば卵をきざんでお出ししている患者さんにもそのままの形でお届けし、食べる際に介護者が手伝うという取り組みをしました。目でも楽しんでいただけたと思います。 

ご紹介したメニューはどちらも卵を使っています。患者さんには入院時にアレルギーの有無を確認しているので卵アレルギーの方は別メニューにしています。卵白に含まれるたんぱく質がアレルゲンだそうです。インフルエンザワクチンは製造過程で鶏卵を使って増やしているので、ワクチンに微量の卵の成分が残っている可能性があり、卵アレルギーの方は接種を控える場合が多いかと思います。問診の際には必ず医師にご相談くださいね。 管理栄養士 今井真紗美

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