2025.02.28 UP
回復期リハビリテーション病棟協会研究大会 第45回in札幌 で発表しました!
2025年2月21日~2月22日、「回復期リハビリテーション病棟協会 第45回研究大会in 札幌」が札幌コンベンションセンターで開催されました。当院の作業療法士が参加し、2題の発表をしてまいりました。
演題
- 作業療法士・佐々木 秀「施設外訓練の拡充に向けた当院作業療法課の現状と課題」
- 作業療法士・荒井 英俊「当院における令和6年度診療報酬改定前後での運動器疾患患者のFIM利得の比較」
他の参加者の方からは、「入院中の居室での過ごし方、集団の活用の観点で病棟全体として取り組むことで効果を感じている」などのご意見をいただき、大変参考になりました。
本大会から学んだこと
今回の研究大会では、2040年問題に向けた新たな地域医療構想において、今後求められる回復期リハビリテーション病棟の役割について講演がありました。急性期病院との連携経過、回復期リハビリテーションの質向上(高度なチーム医療の提供)、退院後の生活支援が必要であることが講演で述べられていました。今後の回復期病棟の運営に必要な要点を学ぶことが出来ました。
また、「患者様の能力だけでなく、その方の暮らす地域を育ててこそ、その人らしい生活を地域で送ることができ、地域貢献活動の重要性」、「身体拘束や転倒について、過剰な反応をするのではなく『活動』してもらうことを前提に適切なリスクマネジメントをすることの重要性」なども学ぶことができました。
これから
当院のリハビリテーション部の取り組みでは、ロボットスーツHAL、iVESなどの最新機器を用いていますが、様々な治療法と使用することでより効果的に活用できることを学べました。リハビリテーション部全員でより質の高い治療法を選択実施できるように取り組み、よりよい回復リハビリテーション病棟を作っていきたいと感じました。今回学んだ内容に関しては、当院の回復期病棟に携わる全職種に伝達講習で還元していきたいと考えています。