2022.01.20 UP
お家遊びで運動不足解消?!体力をつけて、健康的に生活するために
こんにちは。理学療法士の萱原康人です。
小児発達外来の理学療法部門は、開設して今年で9年が経ちますが、最近、特に子どもたちの体力が低下していると感じることが多くあります。実際にスポーツ庁の全国体力・運動能力・運動習慣等の調査によると、年々、子供の体力が低下していると指摘してされています。要因としてスクリーンタイム(1日当たりのテレビ、スマホ、ゲーム機等の視聴時間)、肥満率、朝食欠食率の増加などを挙げています。一昨年からコロナ禍による自粛生活もその要因に拍車をかけていると考えられ、社会現象として目を背けることが出来ません。
このような事実をもとに、私たちは、理学療法の視点で“お家遊び”と題して、YouTube動画をアップし、問題解決に寄与できるよう取り組んでいます。YouTubeで「札樽病院 お家遊び」で是非検索してみてください。今後も更新する予定です。
札樽病院公式YouTubeはこちら
“遊ぶ”場所は、お家だけでなく、お外もありますよね。今、北海道は厳しい冬のため、中々お外で遊べないことも多いですが、お外で遊ぶことは様々な利点があります。太陽光へあたることによる効果はよく知られていますが、夏場に比べ、雪上は歩くだけでも足腰に力が必要なため、短時間でも適度な運動になります。
夏場は公園で遊具を使用し、のびのび遊べます。公園にある遊具は理学療法の視点でも、理にかなったものがたくさんあります。運動が苦手な親御さんも遊具に力を借りて、子供の体力向上を促すことができます。例えば、ブランコはバランス感覚や様々な動作の調整力を鍛えることができ、滑り台は平衡感覚や外からの力に対応する能力が強化され、ジャングルジムは全身運動として踏ん張る力や考える力が養われます。
このような視点で遊具を捉えると、子供にとっての公園の重要性が実感できるのではないでしょうか。そんな視点で遊ぶのも面白いかもしれません。ぜひ、参考にしてみてください!