札樽病院ブログblog

2024.01.15 UP
年末年始の特別入院食を提供いたしました!

こんにちは。栄養管理室です。
今年も年末年始の行事食を提供いたしました!コロナの感染対策で患者様が外泊するのが難しくなり、院長の提案で始まった年末年始の行事食ですが、年々パワーアップしています。

普段から人気のパン食やカレーをちょっとアレンジしたり、折りに入れたり、ピックを使った食材の彩りも考えて献立を作成しました。いつもどのように盛り付けをしたら美味しそうに、綺麗に見えるかを追求していますが、年末年始もきちんと華やかさが出るように工夫いたしました!

患者様からは、「正月らしい献立で自宅にいるより豪華だった」「彩りがすごい良かった」、食事形態に制限がある方も普段と違う感じがしたとの嬉しい声をいただきました。

引き続き、患者様の栄養管理と食事が楽しめるよう努めてまいります。

2023.11.02 UP
リハビリテーション療法部の取り組み

札樽病院 リハビリテーション療法部の取り組み

リハビリテーション療法部では、脳血管疾患のリハビリテーションに力を入れています。入院生活から、退院後の在宅生活までを一つの流れとして考え、充実したリハビリを提供できるように日々努力しています。

1. 安心の医療体制

専門医(リハビリ専門医、認定医、脳外科医)による健康状態管理やリハビリ進捗状況の確認し、丁寧な病状説明を実施しています。

2.充実したリハビリ提供体制

リハビリでは経験10年以上のセラピストが22名在籍し(全体の26%)、新入セラピストの指導に当たり、リハチームカンファレンス等を基に質の高いリハビリの提供が実施できる環境が整っています。

3.退院後のフォローアップ体制の充実

入院中だけでなく、退院後の生活が安心して送られるように、様々な方法でフォローアップができる体制を整えています。

  • 在宅リハ(訪問リハ、通所リハ)
  • フォローアップ外来(退院時と現状の心身状況を比較し、改善点等を指導)

4.多職種チームによる、充実したリハビリテーション医療を提供

医師、看護師、介護士、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーなどによる定期的なカンファレンスの実施を行っています。入院から退院まで、多職種チームでサポートする体制を整えています。

2023.03.13 UP
札樽病院の訪問看護と介護相談センター(居宅介護支援事業所)のご紹介

札樽病院訪問看護ステーションひまわり

私たち訪問看護師は、介護や医療処置が必要な方、ご自宅での生活に不安を感じている方に看護師が定期的に訪問し、様々な援助を行います。

主な援助内容としては、

1.血圧、脈拍等の健康状態、病状の観察

2.薬の管理や効果、副作用の観察 

3.医師の指示のもと医療的処置の実施    

4.日常生活動作などの訓練    

5.認知症のケア              

6.入浴、排泄等の日常生活の支援

7.介護者への介護指導、精神的支援     

8.主治医、ケアマネなどへの連絡

9.緊急時の対応

など行っています。詳しくは、「札樽病院訪問看護ステーション」のページをご参照ください。https://www.sasson-hospital.jp/department/section04/visitingcare


札樽病院介護相談センターひまわり銭函

札樽病院には居宅介護支援事業所が併設しています。

居宅介護支援事業所には、現在3名のケアマネジャーが在籍しており、利用者様は約100名いらっしゃいます。

要介護認定を受けた利用者様が、安心して在宅生活が送れるように相談業務や、介護保険サービスをご利用いただくためのサービス調整を行っております。

その他にも、介護保険の代行申請のお手伝いも行っておりますので、お気軽にご相談ください。

詳しくは、居宅介護支援事業所ひまわり銭函のページを参照してください。「https://www.sasson-hospital.jp/department/section04/care-himawari

 

2023.01.18 UP
管理栄養士から「年末年始の特別食事メニュー」をご紹介!

管理栄養士の今井です。

皆さん、どのような年末年始を過ごしたでしょうか。ご馳走のお買い物に行ったり、「特番」を見たり、雪遊びをしたり、ゆっくりと過ごしたり、と様々であったと思います。また普段と大きく異なったのはお食事ではないでしょうか。一年の締めくくりとスタートをよいものにするために、ご馳走や縁起のよい料理を召し上がりましたか?

 年末年始のお食事は「高糖質」「高脂質」「高塩分」のものが多い傾向です。この時期に体重が増えてしまった方もいらっしゃるでしょう。
 早めに普段のお食事に戻すこと・野菜をたっぷりにして油を控えること、これらを意識していきましょう。まだ冷凍庫にお餅が残っている方も多いと思います。お餅はつい食べすぎてしまいがちです。「女用茶碗のご飯1杯」が「市販の切り餅2個」と同等のエネルギーとなっています。「市販」のお餅の大きさを目安にすることがポイントです。参考にして食べてくださいね。

 さて、当院でも毎年さまざまな趣向を凝らした年末年始のお食事をお出ししています。入院中の中でも年末年始の雰囲気を存分に味わっていただきたい、という当院院長の意向でここ数年はさらに豪華なお食事を用意しています。

 もちろん栄養計算はしっかりと行い、今回も3日間・合計9食をお正月の定番料理や病院食では普段お出しすることがないお食事で揃えました。

飲み込みが悪く、離乳食のようなものしか食べられない方に作った食事もかわいく盛り付けました。

「ぜんぶおいしかったよ!」「ごちそう続きだったよ」「かにめしがよかった」「たたき胡瓜がおいしかった」等、たくさんの好評なご意見をいただきました。
 「こんなにごちそうがでる病院はここだけだ」「家の正月料理よりも病院の食事のほうがいい」というお話もあり、年末年始を楽しんでいただけたようです。

しっかりとお食事を召し上がっていただき、治療の手助けになりますように。

今年もたくさんの美味しく楽しい食事を用意していきたいと思います。

2022.12.28 UP
2022年12月23日 高草木薫教授の講演会を開催いたしました

2022年12月23日、高草木薫教授(旭川医科大学医学部 生理学講座神経機能分野)に、「ロボットリハビリテーションと神経生理学的メカニズム」についてご講演して頂きました。高草木先生は、数年前より当院で「姿勢制御」や「神経生理学的メカニズム」について、ご講演して頂いています。

 今回は、主に「Hybrid Assistive Limb®:サイバーダイン社(以下、HAL®)」を利用したパーキンソン病患者へのリハビリテーションに関してご講演して頂きました。講演の内容と感想を簡単にまとめましたのでご覧ください。

感覚情報と姿勢制御

 今回の内容の1つは、姿勢制御の基礎知識についてです。リハビリテーションを行う上で「姿勢・運動制御」は大変重要な要素の一つです。今までの高草木先生の当院講演会でも、同様の内容をご講義して頂いておりましたが、いつもながら「わかりやく」、「ゆっくりと」お話し頂きました。改めて、様々な感覚情報が「姿勢・運動制御」に多く影響を与え、結果、「運動学習」に大きく関わっている事に気が付くことができました。特に「からだを動かす」ことを伝えるリハビリ専門職にとっては、感覚情報入力がもたらす、「小脳」や「大脳基底核」による運動学習の理論は、とても大切な知識だと思います。今回の講義を基礎に、各スタッフが今までのリハビリテーション内容を振り返る良い機会になると思います。

ロボットリハビリテーションと姿勢制御

 もう一つの内容は、本題の「ロボットリハビリテーション」についてでした。今回の内容は、当院にも導入しているHAL®とパーキンソン病についてご講義頂きました。パーキンソン病患者へのHAL®は大変有効との事でした。

 有効である理由は、パーキンソン病患者の姿勢制御の特徴である、ドーパミンが作用する「大脳基底核」などの機能低下が考えられる一方で、「小脳」を用いた神経回路は温存されているという特徴があるためとの事です。パーキンソン病の患者様の特徴として、運動を始める事が難しい事や、筋肉が硬くなり手足の運動が行いにくいなどの特徴があります。しかし、身体の様々な場所から感覚情報が多く集まる「小脳」の機能が温存されているため、HAL®を用いる事で、わずかな筋の反応などに反応して、ロボットのモーターが足を動かすことが出来ます。その際に筋肉や関節などから生じる感覚情報が、うまく「小脳」に取り入れられ、感覚誘導性の運動学習が行われる可能性があるとのことでした。

 私たちもパーキンソン病の患者様にHAL®を用いたリハビリテーションを行う経験があり、治療効果に「手ごたえ」を感じていました。今回の講義を聞き、自分たちの「手ごたえ」が神経生理学的メカニズムの理論を当てはめられる事ができ、大変有意義な機会となりました。また、ロボット機器を用いながらも感覚情報に基づいた姿勢制御について、もっと意識する必要性があると感じました。

まとめと感想

 当院では、効率的なリハビリテーションが行えるように、HAL®以外にも、様々なロボットリハビリテーション機器を導入しています。当院が「ロボットリハビリテーション」を導入して以来、従来の治療にプラスされた治療効果に「手ごたえ」を感じていました。その「手ごたえ」は、神経生理学的な理論に当てはめられる可能性がある事がわかりました。「神経生理学」の分野は、当院としてはまだまだ知識不足でもあり、そしてこれからも新しい知見がどんどん発見される分野だと思います。さらに知識を深め、「神経生理学的メカニズム」をリハビリテーションにどんどん取り入れ、よりよいリハビリテーションを患者様に提供できるように努めていきたいと思いました。(理学療法士 植村和広)

2022.12.26 UP
札樽病院・「患者様も楽しめるクリスマスメニュー」を提供いたしました!

こんにちは。管理栄養士の冨中です。

みなさんクリスマスはどんなご馳走を召し上がりましたか?冬の北海道は、寒くて雪かきばかりに追われ大変なイメージですが、そんな中でも12月の町並みはクリスマス一色の雰囲気でワクワクします。

個人的には、子供のプレゼントを選びやクリスマス当日の喜ぶ顔を想像したり、クリスマスの音楽を聴いたり、サンタさんの話をして過ごすなど冬では一番好きな時期です。

小話ですが・・・クリスマスの前日に、ツリーの近くにクッキーや牛乳を置く習慣をご存知ですか?翌朝プレゼントが届き、置いたものが食べられているとサンタさんが来たという証拠となるそうです。海外の習慣で、サンタさんへの感謝の気持ちをこめて始まったと言われています、素敵ですね!

当院でも、患者様が楽しめるクリスマスメニューを提供したのでご紹介します。

札樽病院のクリスマスメニュー
  • カツサンド
  • マリトッツォ
  • 具沢山のミネストローネ
  • ケーキ

パンメニューは大人気メニューの一つです。カツサンドには、かわいいピックを使用したことで、よりクリスマス感がでました。カツは、柔らかいお肉を使用し、高齢の方でもかみ切れるよう工夫しています。柔らかい食事(軟菜食)の方にはカツの代わりに厚焼き玉子をサンドしました。マリトッツォはイタリア発祥のクリームを大量に挟んだパンのことで、甘酸っぱいいちごと組み合わせてみました。ミネストローネは野菜たっぷりで身体が温まるメニュー、彩りもクリスマスカラーです。食後のデザートのケーキは、いちご味とチョコ味2つ楽しめるよう盛り合わせにしてみました。

「病院でケーキが出るなんて嬉しかった」「カツが柔らかくてペロッと食べれたよ」「途中でお腹いっぱいになったけど結局全部食べちゃった」などうれしい声をたくさん聞くことが出来ました。

今年も1週間を切りました。365日休まず食事を提供する厨房には、これから年末年始の大仕事が待っています。入院患者さんが来年もよい年を迎えられるよう素敵なメニューを提供予定です。またご紹介しますので、楽しみにお待ちください。みなさんも楽しい年末年始をお過ごしください。(お餅の食べすぎにはご注意を・・・)

2022.12.19 UP
第6回 日本安全運転医療学会学術集会で発表いたしました

 2022年12月17日、福岡で開催された「第6回 日本安全運転医療学会学術集会」に当院の作業療法士が参加し、演題発表をしてまいりました。

 「脳卒中後遺症患者の運転再開評価における神経心理学的検査とDS(ドライブシミュレータ)の有効性について」というテーマで作業療法士の佐々木が発表いたしました。
 札樽病院では、自動車運転評価を2018年から実施していますが、現在までの脳卒中後遺症者の運転評価結果を分析し、どのような傾向があるのかを検討しました。机上検査で合格値であっても、ドライブシミュレーターを利用時に高次脳機能障害の影響が発生する事例が多く、ドライブシミュレーターの有用性が認められる結果になりました。

 今後も、脳卒中後遺症患者様の自動車運転再開に向けて評価・治療に邁進してまいります。

 運転評価について、ご希望の方は、札樽病院・地域連携部までお問合せください。

2022.12.16 UP
ワクチンって何?!ワクチンの歴史から予防接種の意義~薬剤師からのお話

こんにちは。札樽病院薬剤部です。皆さんもワクチンについて多く考える1年だったのではないでしょうか?

免疫とは?

 赤ちゃんがおたふくかぜにかかってなおると、「この子はもう生涯、おたふくかぜにはかからない」といいます。このように「一度おたふくかぜにかかったので、もう二度とかからない」ことを、「おたふくかぜに免疫を持っている」といいます。
 「免疫」とは「疫(えやみ=やまい)」から「免れる」ということです。免疫ができる病気はいくつか知られていますので、適応力の大きい乳幼児の時に、あるいは健康な時に、あらかじめ免疫を作り上げる工夫がされています。「免疫をつくる種(たね)」をワクチンといいますが、これを注射したり皮膚に付けたりして、その病気に対する免疫力を造るのです。

ワクチンとは?

 ワクチンとは「牛の疱瘡から造った免疫の種」というドイツ語「バクチーン」を借りた言葉で「種痘」と翻訳されますが、疱瘡以外の病気についても「免疫の種、免疫を造る薬」という意味で使われます。免疫ができる病気はいくつか知られていますので、適応力の大きい乳幼児の時に、あるいは健康な時に、あらかじめ免疫を作り上げる工夫がされています。「免疫をつくる種(たね)」を注射したり皮膚に付けたりして、その病気に対する免疫力を造るのです。
 また、ワクチンを接種することを予防接種といいます。最近では2020年から新たに発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により、ワクチンによる感染や疾病の予防について期待が高まり、その重要性が認識されています。

ワクチンの歴史

 ワクチンというのは1796年にイギリス人医師ジェンナーが天然痘ワクチンを8歳の少年に対して接種したのが始まりといわれていて、それから220年あまりが経過しています。その間、多くの先人たちによりワクチンの製造技術、品質管理の技術の進歩がなされてきました。ワクチン類は、これまでの感染症の予防と治療の分野で大きな役割を果たしてきました。細菌学・ウイルス学・免疫学などをはじめとする学問の進歩が見覚ましいものがある一方、世界的には2009年のパンデミックインフルエンザ、中東呼吸器感染症(MERS)、アフリカにおけるエボラ出血熱、COVID-19が世界に多大な影響を与えており、今後も新興感染症の発生に注視が必要です。
 とはいえ、1980年5月、WHOが天然痘根絶を宣言したように人類は脅威であった感染症を一つ地球上から無くすことができました。

予防接種の意義

 COVID-19についても、発生当初は、三密の回避、マスク、手指衛生など薬物以外のものに頼らざるを得なかった予防方法も、異例の早さで開発・実用化が進められたワクチンの登場によって、薬物による予防ができるようになり、対応も大きく変わりました。一方、COVID-19の勢いに押されたのか、あるいは薬物以外の手法が功を奏したのか、季節性インフルエンザや小児を中心とした多くの一般的な感染症は軒並み減少しました。しかしこれも感染症パターンが変化し、海外では激しいロックダウン等から小児の定期予防接種を受ける機会が減り、予防接種によって防げる疾患の発生等が危惧されています。国内でも同様の傾向が一部みられていますが、全般的には定期接種は粛々と進められています。

 ちょっと違う地域の話になりますが、世界では約880万人の5歳未満のこども達が亡くなっていて(2008年)そのほとんどが開発途上国や戦争下の子どもたちです。死亡の原因のほとんどが感染症によるものであり、その17%のこども達は予防接種(ワクチン)で予防できるものです。感染症はCOVID-19のみではありません。

 ワクチンがあるものはワクチンできちんと防ぐ、今こそより大切です。

                              

2022.11.25 UP
第9回 日本小児理学療法学会学術大会で発表してまいりました!

2022年11月12日~13日、WEB開催された第9回 日本小児理学療法学会学術大会に当院理学療法士が発表・参加いたしました。

 発表したのは、高橋幸助による「発達性協調運動障がい児の縄跳び動作と神経学的徴候の関係」です。優秀演題候補にもノミネートしていただきました。発表の概要は以下のとおりです。

 発達性協調運動障がい(Developmental coordination disorder)は、明らかな脳損傷が無いにも関わらず、手指の微細運動困難や粗大運動困難・バランス機能の低下など多岐に渡ります。当院に通う小学生の多くは、授業で行う縄跳び動作でぎこちなさが著明に出現する傾向にあります。
 発達性協調運動障がい児は、脳画像上明らかにできない神経学的未熟さを示すとされている神経学的徴候(Soft Neurological Sign)が健常児に比べて出現しやすいと言われています。この徴候により本来の運動とは直接関係のない身体部位も動いてしまい、縄跳び動作の習熟を阻害する可能性があると考えました。
 そこで本研究では、当院に通院する発達性協調運動障がい児の縄跳び動作の成熟度と神経学的徴候の重症度との関係について調査しました。その結果、縄跳び動作と神経学的徴候の重症度に関しては直接的な関係はないことがわかりました。
 今後、他の身体機能との関係性を調査し、発達性協調運動障がい児の運動技能向上や心身の健康に繋がる理学療法を行えるように努めていきたいと思います。

 学会に参加して・・・当院の小児外来においても患者数が多い、発達障害児へのリハビリテーションについて、評価方法・治療方法など様々なことを学ぶことができました。長年、発達障害児へのリハビリに携わっている先生の講義から、子どもとその家族に寄り添った目標設定、信頼性の高い評価と治療の重要性を再確認することができました。今回の学会で学んだ評価や治療方法を生かし、当院でも質の高いリハビリテーションが行えるよう努めていきたいと思います。

2022.11.14 UP
食欲の秋!当院の秋のランチ 大人気メニューは月見バーガーです

こんにちは!管理栄養士の冨中です。ここ数日で一気に寒くなり、冬一歩手前の秋といったところでしょうか。今年も北海道の秋はとても短かった気がしますが、その分、美味しいものはたくさん出回っています。当院での美味しかった秋のランチをご紹介します。

まずは、栗ご飯。想像以上に栗がゴロゴロ入り、ボリュームのある仕上がりになりました。甘い栗と下味をつけて炊いたご飯が一緒になり、優しい味になったので最後まで美味しく食べることが出来ました。メインは大和蒸し。すりおろした長いもを、鮭の上に乗せて焼きました。上品な一食になりました。

そして、一昨年から提供をはじめた月見バーガーです。長く療養されている患者さんからは、「月見バーガーはいつ出るの?」と待ち望んでいる声も多数聞かれる程大人気なメニューです。一見食べにくそうですが、患者様は、パンをつぶして食べたり、具材だけ先に食べたり、豪快にかぶりついたりと上手に召し上がっていました。ハンバーグに合わせた甘辛なソースは、塩分は控えめですが食べやすい味付けになっています。最近は、ハイカラな料理を好む高齢者の方も多く、今年も提供できてよかったです。見た目も良い意味で病院食らしくなく見栄えがしました。

さて、秋は食欲の秋と呼ばれていますが、なぜなのかご存じですか?理由は・・・

  • 暑さが緩和されて夏バテが解消する
  • 冬に向けてエネルギーを蓄える
  • セロトニンという脳内物質が日照時間の減少により減ることで、食欲を抑える効果を減らしてしまう
  • 美味しい食材が出回る

という理由があると言われています。個人的には、南瓜やさつまいもを使ったスイーツにはワクワクします。女性は好きな方が多いのではないでしょうか??ケーキや菓子類になると砂糖やバター、クリームもたくさん使用しているので、食べすぎるとカロリーオーバーになり注意が必要です。料理に取り入れる場合は、ビタミンや食物繊維も豊富なので上手に使用しましょう。

秋の食材は食物繊維が豊富なものも多く、これからの季節は、野菜やキノコをたっぷり入れたお鍋や汁物がおすすめです。手軽にたくさん量が摂れますね。

次は冬メニューです。クリスマスやお正月など一年の中で一番豪華な食事になる季節かもしれません。行事食が目白押しです。楽しみにしていてくださいね!

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