放射線課は放射線技師3名で、一般X線撮影装置、Ⅹ線透視装置、回診用X線装置、骨密度測定装置、CT検査装置、MRI検査装置、マンモグラフィ撮影装置、胸部撮影検診車、超音波装置の機器を使った検査を行なっています。
CT検査
CT検査は、X線を照射し体内の断面像を画像として描出します。撮影部位によっては息止めをお願いすることがありますが、寝ているだけで痛みもなく検査時間も5~10分程度と短いのが特徴です。早期の脳出血や肺炎などの発見に優れています。
MRI検査
MRI検査は、強い磁場と電磁波を用いて体内を画像として描出します。造影剤を使わなくても血管の撮影ができ、早期脳梗塞等の診断に優れています。放射線被ばくが無く寝ているだけで痛みも伴いませんが、検査時間が他の検査と比べると長く大きな音もします。
マンモグラフィ
マンモグラフィは、乳房専用レントゲン撮影の機器のことです。乳房を片方ずつ板で圧迫し、薄く平らにした状態で撮影します。小さな石灰化やしこり等を描出することができ、乳がんの早期発見を目的としています。札樽病院では、マンモグラフィ技術認定を受けた技師がおり、撮影技術や精度の向上に努めています。
エコー検査
超音波を使って血管や臓器などをリアルタイムで観察する検査です。身体の中の空気や脂肪の影響を受けやすく観察しにくい部位もありますが、CT等では見つけにくい小さな胆石などの描出に優れています。
その他にも、肺や腹部、骨などの状態をみる一般X線撮影装置、病室で撮影をする回診用X線装置、骨の強さを測る骨密度測定装置、企業に出向いて健康診断を行う胸部撮影装置があります。どの検査も、患者様に安心して検査を受けていただけるよう、短い時間の中でもコミュニケーションを大切にしています。検査について分からないことや不安な点がありましたら、技師や看護師などにお尋ねください。