2022.02.03 UP
その飲み方、大丈夫? 確認!薬の正しい服用方法
当院には5名の薬剤師がおります。普段は入院患者さんのお薬のご用意と服用時のご説明に関連する業務、今でしたらワクチン情報の収集や手配で忙しい毎日です。
調剤薬局などで薬を受け取る時、薬剤師が使用方法などを説明しますよね。薬の効果を充分に出して快復に向かうには正しい扱い方をしなければならないからです。飲み薬の場合、ポイントは5つ。
- タイミング :食前、食間、食後、頓服など、薬ごとに決められた時間を守りましょう。
- 量 :薬は血液の中の量がちょうど良い範囲でないと効果が現れません。自己判断で飲む量を増やしたり減らしたりしないでくださいね。
- 方法 :飲み薬はコップ1杯の水で飲むのが原則です。
- 期間 :治ってきたからといって自己判断で服用を中止しないでくださいね。医師の指示があった期間は服用を続けましょう。
- 飲み合わせ :いっしょに服用してはいけない薬、食べ合わせが良くない食品があります。いつもお薬手帳を持参して、医師や薬剤師に確認しましょう。
食前:食前に飲むことで高い効果を発揮する薬は、食事の30分~60分前に服用します。
食後:薬の作用で胃が荒れやすい薬は、胃の中に食べ物が残っている状態で服用します。
食間 :食事から2時間ほど後の空腹時のこと。食事の最中という意味ではありません。
頓服:解熱剤や痛み止めなど、症状が出た時だけに服用します。
正しく服用することが効果につながりますよ。何種類も服用されている方は、お手数でも今一度、それぞれの薬をご確認くださいね。 薬剤部