2018年12月22日~23日
大阪府で開催された第5回日本小児理学療法学会学術大会に当院の理学療法士・萱原 康人、矢倉 茜、井上 孝仁が参加しポスター発表をいたしました。
テーマ「発達性強調運動障害児の膝伸展筋力測定の再現性」
「異なる歩行速度が成人脳性麻痺者の歩行周期時間の変動性に及ぼす影響」
「近年注目されている発達障害領域の理学療法に関して、当院では臨床での運動療法に加え研究にも力を入れています。今回は、運動のぎこちなさを明らかにするため障害児の筋力を調査し発表いたしました。今後も知識・技術の両面で研鑽してきたいと思います。」
12月21日 金曜日、高草木 薫 教授(旭川医科大学脳機能医工学研究センター)をお招きし、嚥下のメカニズムについての講演会を開催いたしました。動物実験の結果から、嚥下ー発声・歩行等の生得的な自動運動の生成には、脳幹と脊髄が関与すること、基底核が脳幹に作用して運動機能を調節することが分かっており、延髄聴覚伝導系が嚥下に関与すること、その論理から、Parkinson病の嚥下に音刺激が影響を及ぼす可能性があること等をお話していただきました。
12月22日(土)、第1回子育てCaféはぐを開催いたしました。今回は、自分のコミュニケーションスタイルをセルフチェックしました。まず自分の強みと弱みを把握し、それから他のスタイルを知り、上手な関わり方を学びました。それを子育てに生かすという講座でした。お母さんたちからは、自分の子どもとの関わり方が分かったという声がありました。お母さん同士の情報交換もすることができ好評でした!
次回は、2月23日(土)にオープンします。適切な靴の選び方などについて、当院でフットケアトレーナーの資格をもつ理学療法士がご紹介します。お子さんの足のサイズも計測できます!ぜひ、お気軽にお越しください!
12月8日(土)、平成30年度、第8回銭函リハビリテーション学校を開催しました。
早いもので今年最後となる今回は、年に一度の恒例となっています【健康チェック】を実施しました。血圧や身長・体重・体脂肪等をはじめ、当院臨床検査技師による肺活量検査も行い、現在のご自身の体の状態を実感していただく機会としました。
講義では呼吸の仕組みや呼吸筋ストレッチの方法、またビジョントレーニングというトレーニング法について、当院作業療法士が実技を交えてお話しし、目と身体の関連性を勉強していただきました。「80年以上生きてきて初めて知ったわ~」という声も聞かれ、また一つ普段のトレーニングに役立てていただけるとうれしいです。
次回は1月12日、「ウィメンズヘルス~女性の健康~」がテーマです。近年注目されています尿漏れや頻尿など排泄関連の話から、それらの予防法等を当院理学療法士が講義します。みなさんのご参加をお待ちしています。
12月7日(金)、佐賀大学の堀川悦夫教授をお招きし自動車運転再開について小樽市立病院との共同研修会を開催いたしました。第1部は、堀川悦夫教授が「高齢者、障害者などにおける運転可否判断の諸問題」について、第2部は、札樽病院脳神経内科医の安藤医師が「札樽病院の自動車運転再開の取り組みと今後の展望」について講演いたしました。自動車運転再開の取り組みは社会的に大きな課題であり、地域の病院スタッフを含め約60名の方が参加されました。とても有意義な研修会となりました。